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マーレーループでシース地絡点は特定できるのか ― データセンター案件での実測記録
この記事でわかること
- マーレーループ法は本来、ケーブル芯線間の事故点探査に使われる方法です
- 今回、6.6kV CV単心ケーブルのシース地絡点探査に応用したところ、約200mの区間で事故点を特定できました
- ただし精度は通常の芯線事故(数%程度)に比べて、約10%程度のブレが出ました
今回はデータセンターの案件で、ケーブルシースの絶縁抵抗が0Ωになっているとのことで、事故点調査を行いました。
対象は6.6kV CVケーブル(単心)、区間は約200mです。通常、マーレーループはケーブル内部の芯線間で発生した事故点を探すための方法ですが、今回はシース(外装)の地絡という、本来の使い方とは異なるケースでの調査でした。「果たしてマーレーループでシースの事故点まで特定できるのか」という点を確認しながらの作業になりました。
使用した機材は、フジクラ・ダイヤケーブルの高圧ブリッジ形ケーブル事故測定装置 I018と、高圧ブリッジ用電源 L610です。
結果として、今回のケースではうまく事故点を特定することができました。ただし、通常のケーブル事故点探査であれば誤差は数%程度に収まることが多い(距離や使用法によってブレる場合もあります)ところ、今回は約10%近くブレが出ました。シース地絡はマーレーループ本来の使用方法ではないため、この程度の誤差は仕方ない部分だと思います。
今回はうまくいきましたが、同じような症状(シースの絶縁抵抗が0Ωになっているケース)で毎回同じように特定できるという保証はありません。それでも、掘り返して探すよりは範囲を絞り込める分、試してみる価値は十分あると感じています。
弊社では、こうしたケーブル事故点調査のご相談にも対応しています。お困りの際はお気軽にご相談ください。
よくある質問
Q. マーレーループでシースの地絡点も特定できますか? A. 本来は芯線間の事故点探査に使う方法ですが、シース地絡でも応用して特定できたケースがあります。ただし通常より誤差が大きくなる傾向があります。
Q. どの程度の精度で事故点を特定できますか? A. 通常の芯線事故であれば誤差は数%程度に収まることが多いですが、距離や使用法によってブレる場合もあります。今回のシース地絡への応用では10%近くブレました。
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