今回は、スピードアップ化のために作った弊社の治具をご紹介します。
夜間の耐圧試験するうえで、一番重要なのは安全にそしていかに早く試験をするかだと思っております。
そこで作ったのがこちら
治具です。
1つで12回路同時に耐圧出来ます。
また、この治具が弊社で12セットほどありますので、同時に12台分のPCS(12回路)分の耐圧試験ができます。
実際の作業風景です。
これを利用することで、2000kWレベルの分散型PCSの太陽光発電所であれば、2名で2時間で終了する事も出来ます。
どちらにしても、早く終われば立会時間も短くなりますので、お客様にとってはメリットは大きいと思います。
先日ですが、特高の太陽光発電所において、使用前自己確認試験のパネル耐圧試験を実施してきました。
2.5MWのPCSに一括で耐圧試験を実施してます。
今回は主任技術者様の指示のもと、直列数ではなく最大システム電圧1500Vに対して、1.5倍をかけた2250Vにて試験を行いました。
そして試験の流れとしましては、
絶縁抵抗測定(3分値 1000V)→耐圧試験(10分間 2250V)→絶縁抵抗測定(3分値 1000V)
という感じで作業いたしました。
だいたい2.5MWレベルのPCSであれば、時間は準備を含めて40分くらいで終わります。
この日の絶縁抵抗値は30MΩほど出ましたので、合格と判断いたしました。
年末にかけて、特高太陽光の使用前自己確認試験や高圧の太陽光の使用前自己確認試験がかなり詰まっております。
もしご依頼するのであれば早めにご連絡いただければと思います。